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劇烈
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げきれつ
ふりがな文庫
“
劇烈
(
げきれつ
)” の例文
劇烈
(
げきれつ
)
な
病苦
(
びやうく
)
の
爲
(
た
)
めに
其
(
その
)
力
(
ちから
)
ない
死體
(
したい
)
はげつそりと
酷
(
ひど
)
い
窶
(
やつ
)
れやうをして
居
(
ゐ
)
た。
卯平
(
うへい
)
は
只
(
たゞ
)
ぽつさりとしてそれを
見
(
み
)
て
居
(
ゐ
)
た。
死體
(
したい
)
は
復
(
また
)
其
(
そ
)
の
穢
(
きたな
)
い
夜具
(
やぐ
)
へ
横
(
よこた
)
へられた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
人間は自分の一生のことを全部
憶
(
おも
)
い出すとか、肉体は死んでも
脳髄
(
のうずい
)
は数秒間生きていて
劇烈
(
げきれつ
)
な苦痛を味わっているとか、死んだこともない人間によって作られた伝説は、果して本当であろうか。
桜島
(新字新仮名)
/
梅崎春生
(著)
劇烈
(
げきれつ
)
な三面記事を、写真版にして引き伸ばしたような小説を、のべつに五六冊読んだら、全く
厭
(
いや
)
になった。飯を食っていても、生活難が飯といっしょに
胃
(
い
)
の
腑
(
ふ
)
まで押し寄せて来そうでならない。
永日小品
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
それでも
暫
(
しばら
)
くすると
病人
(
びやうにん
)
は
復
(
ま
)
た
意識
(
いしき
)
を
恢復
(
くわいふく
)
して、びり/\と
身體
(
からだ
)
を
撼
(
ふる
)
はせて、
太
(
ふと
)
い
繩
(
なは
)
でぐつと
吊
(
つる
)
されたかと
思
(
おも
)
ふやうに
後
(
うしろ
)
へ
反
(
そりかへ
)
つて、
其
(
その
)
劇烈
(
げきれつ
)
な
痙攣
(
けいれん
)
に
苦
(
くる
)
しめられた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
お
品
(
しな
)
はそれから
劇烈
(
げきれつ
)
な
發作
(
ほつさ
)
に
遮
(
さへ
)
ぎられてもういはなかつた。
突然
(
とつぜん
)
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
劇
常用漢字
小6
部首:⼑
15画
烈
常用漢字
中学
部首:⽕
10画
“劇”で始まる語句
劇
劇場
劇的
劇薬
劇甚
劇神仙
劇作家
劇場労働青年
劇道
劇務