トップ
>
怠
>
おこたり
ふりがな文庫
“
怠
(
おこたり
)” の例文
彼は次第にその人と近づきになり、さうしてその間、
怠
(
おこたり
)
なき注意をこの人に払つて彼の知遇を得るために努めたので、相手の態度だけはいつも見逃さないだけになつた。
吸血鬼
(新字旧仮名)
/
ジョン・ウィリアム・ポリドリ
(著)
老師
(
らうし
)
といふのは五十
格好
(
がつかう
)
に
見
(
み
)
えた。
赭黒
(
あかぐろ
)
い
光澤
(
つや
)
のある
顏
(
かほ
)
をしてゐた。
其
(
その
)
皮膚
(
ひふ
)
も
筋肉
(
きんにく
)
も
悉
(
ことご
)
とく
緊
(
しま
)
つて、
何所
(
どこ
)
にも
怠
(
おこたり
)
のない
所
(
ところ
)
が、
銅像
(
どうざう
)
のもたらす
印象
(
いんしやう
)
を、
宗助
(
そうすけ
)
の
胸
(
むね
)
に
彫
(
ほ
)
り
付
(
つ
)
けた。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
店で商いを致しながら父の看病を
怠
(
おこたり
)
なく致しまする故か、孫右衞門の病気も怠った様でございますが、頓と身体が利きません、先ず中気の様に成りました、仕方がないから家主
藤兵衞
(
とうべえ
)
へ相談の上
政談月の鏡
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
また
怠
(
おこたり
)
の
快楽
(
けらく
)
に
誘
(
さそ
)
うて1600
ファウスト
(新字新仮名)
/
ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ
(著)
老師というのは五十
格好
(
がっこう
)
に見えた。
赭黒
(
あかぐろ
)
い
光沢
(
つや
)
のある顔をしていた。その皮膚も筋肉もことごとく
緊
(
しま
)
って、どこにも
怠
(
おこたり
)
のないところが、銅像のもたらす印象を、宗助の胸に彫りつけた。
門
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
怠
常用漢字
中学
部首:⼼
9画
“怠”を含む語句
倦怠
怠惰
懈怠
懶怠
怠慢
過怠
惓怠
怠惰者
怠屈
怠業
気怠
緩怠
間怠
倦怠期
懶怠者
怠緩
緩怠至極
倦怠感
倦怠相
怠儀
...