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葉巻
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シガー
ふりがな文庫
“
葉巻
(
シガー
)” の例文
旧字:
葉卷
二人のすう二つの大きな
葉巻
(
シガー
)
が舟の中で紅色の
舷灯
(
げんとう
)
のように燃えた。師父ブラウンはその
葉巻
(
シガー
)
をちょっと口から取ってこう云った。
サレーダイン公爵の罪業
(新字新仮名)
/
ギルバート・キース・チェスタートン
(著)
薄き眉ビリと動くと共に、
葉巻
(
シガー
)
の灰
震
(
ふる
)
ひ落としたる侯爵「山木、其の同胞新聞と云ふのは、篠田何とか云ふ奴の書き
居
(
を
)
るのぢやないか」
火の柱
(新字旧仮名)
/
木下尚江
(著)
ある日、秋濤はいつものやうに
香
(
にほひ
)
のいゝ
葉巻
(
シガー
)
を
啣
(
くは
)
へて教室に入つて来たが、
平素
(
ふだん
)
にない生真面目な調子で、皆の顔を見た。
茶話:03 大正六(一九一七)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
賜暇
(
しか
)
帰朝中のヴェルトネル駐仏大使らの一団が、
葉巻
(
シガー
)
をくゆらして
酒杯
(
グラス
)
片手に、賑やかに笑い興じていた。
グリュックスブルグ王室異聞
(新字新仮名)
/
橘外男
(著)
上海
(
シャンハイ
)
、英租界の大道路、
南京路
(
ナンキンルー
)
の
中央
(
なかほど
)
のイングランド
旅館
(
ホテル
)
の一室で、ラシイヌ探偵と彼の友の「描かざる画家」のダンチョンと
葉巻
(
シガー
)
を吹かしながら話している。
沙漠の古都
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
▼ もっと見る
そう云って黒塚氏は、
葉巻
(
シガー
)
の吸い差しを銀の灰皿の中へポンと投げこんで、両腕を高く組みあげた。
死の快走船
(新字新仮名)
/
大阪圭吉
(著)
あだに費やすべきこの後の日数に、心慰みの一つにても多かれ。美しき獲物ぞ。とのどかに
葉巻
(
シガー
)
を
燻
(
くゆ
)
らせながら、しばらくして、資産家もまた妙ならずや。あわれこの時を失わじ。
書記官
(新字新仮名)
/
川上眉山
(著)
葉巻
(
シガー
)
を口にし、新聞紙を膝にのせながら、あるいは広告を見つめたり、時には部屋の中の雑然たる人々を観察したり、あるいはまた煙で曇った窓ガラスを通して街路をうち眺めたりして
群集の人
(新字新仮名)
/
エドガー・アラン・ポー
(著)
誰かが
葉巻
(
シガー
)
を注文した時分には、もう長いあいだ私たちは話し合っていたので、おたがいに
倦
(
あ
)
きかかっていた。煙草のけむりは厚い窓掛けに喰い入って、重くなった頭にはアルコールが廻っていた。
世界怪談名作集:13 上床
(新字新仮名)
/
フランシス・マリオン・クラウフォード
(著)
「私は
葉巻
(
シガー
)
はやりませんから」
ノア
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
「ふウむ」と侯爵は
葉巻
(
シガー
)
の
煙
(
けむ
)
よりも
淡々
(
あは/\
)
しき
鼻挨拶
(
はなあしらひ
)
、心は遠き坑夫より、直ぐ目の前の浜子の後姿にぞ傾くめり
火の柱
(新字旧仮名)
/
木下尚江
(著)
世界第一の神秘国であり世界第一の野蛮国である熱帯
亜弗利加
(
アフリカ
)
を踏破して、世界最大の探検家として
其
(
その
)
名を古今に謳われているスタンレーは
葉巻
(
シガー
)
をくゆらせ
乍
(
なが
)
ら
沙漠の歌:スタンレー探検日記
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
一息にここまで
驀
(
まく
)
し立てると、
後
(
あと
)
が続かなくなつたのと、
葉巻
(
シガー
)
の
煙
(
けぶり
)
が咽喉に入つたのとで、大森氏は一寸言葉を切つて、大きな
嚏
(
くさめ
)
をした。そして苦しさうに涙を目に一杯溜めて
茶話:02 大正五(一九一六)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
葉巻
(
シガー
)
をふかしながら一人の紳士が
伴
(
つ
)
れの貴婦人に話しかける。
死の航海
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
“葉巻(葉巻きたばこ)”の解説
葉巻きたばこ(はまきたばこ)はたばこの形態の一種。単に「葉巻」と呼称されることが一般的である。同時に近年は「シガー」と呼ばれることが多くなっている。
(出典:Wikipedia)
葉
常用漢字
小3
部首:⾋
12画
巻
常用漢字
小6
部首:⼰
9画
“葉巻”で始まる語句
葉巻煙草
葉巻入
葉巻莨