“忠善”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ただよし75.0%
たゞよし25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それは三河みかわのくに岡崎の水野けんもつ忠善ただよしから献納されたものであった。わくめて十本ずつ十重ねになっている箱が五つある。
日本婦道記:箭竹 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
けんもつ忠善ただよしの次子であり、長子の造酒之助みきのすけが早世したため世継ぎとなった、二年まえ十五歳のときこの岡崎へも来て、かれらはみなめみえの杯を賜わった組である。
日本婦道記:墨丸 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
曰多々良敬徳けいとく。父を玄達と云ふ。四谷の住人である。門人録に「後文達、江戸」と註してある。あざな辨夫べんふと云つたのが此人であらう。曰天野道周だうしう。遠江国横須賀の城主西尾隠岐守忠善たゞよしの臣である。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)