“簳”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
やがら80.0%
みき20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
蘆茎をやがらとし、猟骨を鏃とし、その尖にくだんの毒をけて簳中に逆さまに挿し入れおさめ置き、用いるに臨み抜き出して尋常に簳の前端にめ着く。
雀躍して家にとつて返した紀昌は、再び窓際の虱に立向ひ、燕角のゆみに朔蓬のやがらをつがへて之を射れば、矢は見事に虱の心の臟を貫いて、しかも虱を繋いだ毛さへ斷れぬ。
名人伝 (旧字旧仮名) / 中島敦(著)
箭箆または箭簳やみきともいう竹のつくり方にはいろいろ作法がある、十二そく、あるいは十三束三伏みつぶせなどといって、こぶしひと握りをそくとよんで長さをきめる、そしてみきには節が三つあるのがきまりで
日本婦道記:箭竹 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)