“寛永”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かんえい91.7%
くわんえい8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この郡山の金魚は寛永かんえい年間にすでに新種をこしらえかけていて、以後しばしば秀逸しゅういつの魚を出しかけた気配が記録によってうかがえることである。
金魚撩乱 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
まだ寛永かんえい年代のことではあったが、単に兵法家というだけで新知千石を求めるのは相当なものである。しかし忠宗は
松林蝙也 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
いのりたるが已につき滿みち寛永くわんえい三年三月十五日の上刻じやうこくに玉の如くなる男子なんしを誕生し澤の井母子おやこの悦び大方おほかたならず天へものぼ心地こゝちして此若君このわかぎみ生長せいちやうを待つより外はなかるべし
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
平次が活躍して來た、寛永くわんえいから明暦めいれきの頃は、まだ大したことはありません。