“明暦”の読み方と例文
読み方割合
めいれき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
明暦めいれき初年三月半ばで、もう八つ(午後二時)過ぎの春の日は茶店の浅いひさしを滑って、桜の影を彼等の足もとに黒く落していた。
番町皿屋敷 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
明暦めいれき大火後の吉原が、日本橋から此処へ引越したばかりで、まだ徳川末期の『大吉原時代』の栄華はなく、何となく粗野な淋しい道でもありました。
これは明暦めいれき三年の大火事に焼けて、今までそこに住んでいた人たちを、西の郊外にうつして村を立て開墾させた。
母の手毬歌 (新字新仮名) / 柳田国男(著)