“めいれき”の漢字の書き方と例文
語句割合
明暦100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
もしこれが明暦めいれきの大火事や天明てんめい飢饉ききんのような凶年ばっかり続いた日にゃ、いくら贅沢ぜいたくがいたしたくてもまさかに盆栽や歌俳諧はいかいで日を送るわけにも行きますまい。
散柳窓夕栄 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
明暦めいれき三年、かれの三十歳頃、ようやく具体化されて駒込こまごめの下屋敷に修史館しゅうしかんをひらき、当時の名ある学者を史寮しりょうに網羅して、いよいよ実際的な研究と編纂に従事しだした。
梅里先生行状記 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
池の周囲には繍線菊しもつけが多く、いまだに名残なごりの花をつけている。ここからうつぎやくましでの林を分け、数町下ると、そこに明暦めいれき三年の爆裂孔で、熔岩トンネルを形作っている鳩穴はとあながある。
雲仙岳 (新字新仮名) / 菊池幽芳(著)