「今夜は籾摺りをかたづけてしまおう、伊緒も手をかして呉れ」 夕食のあとだった、良人からなにげなくそう云われると、伊緒はなぜかしらにわかに胸騒ぎのするのを覚え、思わず良人の眼を見かえした。夕方お城からさがって来たのを出迎えたときにも、いつもは …
著者 | 山本周五郎 |
ジャンル | 文学 > 日本文学 > 小説 物語 |
初出 | 「婦人倶楽部」大日本雄辯會講談社、1943(昭和18)年4月 |
文字種別 | 新字新仮名 |
読書目安時間 | 約26分(500文字/分) |
朗読目安時間 | 約43分(300文字/分) |
作品に特徴的な語句
費
畔
肯
紙漉
米搗
噎
甲斐
賭
瑾
臼
痩
痼疾
稀
焚木
篤
漲
籾摺
泪
泡
膝
氾濫
良人
蒼
藁束
襷
詫
誦経
諄々
身籠
輪中
輿入
鍬
音
尺牘
伊緒
伽
位牌
冥加
凜烈
凱陣
刻
吊
呉
咳
喉
噂
姑
安堵
小歇
仰
戦慄
扶持
捷報
掩
揉
救恤
昂
昏乱
暗澹
死躰
毀
氏銕
水嵩
水槽
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