“身籠”の読み方と例文
読み方割合
みごも100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
悲惨な事には、水ばかり飲むものだから、身籠みごもったようにかえってふくれて、下腹のゆいめなぞは、乳の下をくびったようでしたよ。
木の子説法 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
嫁の元服は、身籠みごもつた時がきつかけで、それは封建的な怪しからぬ習慣であつたにしても、青々と剃り落した眉や、眞つ黒な齒は、また一つの女の魅力でした。
「——洞瀬どうせ山の曾古津そこつ様に祈って身籠みごもった子なのに、こんなからだになるなんてどうしたわけだろう」