“みごも”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
妊娠37.9%
13.8%
10.3%
10.3%
身籠10.3%
妊振3.4%
懐妊3.4%
懐姙3.4%
懐胎3.4%
3.4%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼女は、彼が上洛のまえから、妊娠みごもっているらしいことを、良人の耳にそっと告げていた。
平の将門 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
が、妊娠みごもっていた彼の妻はゆるされ、その子は、後に尊氏が、足利将軍家をたてる時代となるにおよんで、西園寺家のあと目をつぎ、北山の右大臣実俊さねとしとよばれた。
——後、静は捕われて鎌倉へ曳かれ、鶴ヶ岡神前の舞で気を吐くが、そのときすでに妊娠みごもっており、十ヵ月目に初産ういざんする。
随筆 新平家 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
神、この不思議を見ていたく驚き、アダムをおそれて自らが子となし給いしも、エヴは常の人と異ならざればしもめとなし、さてエヴといとなみしに、エヴみごもりて女児おなごを生みて死せり。
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
それから、続いて第六節では、エヴみごもりて女児を生む——という文章に意味がある。
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
さればこそ土は往昔そのかみ生物の極めて完全なるにふさはしく造られ、また處女をとめみごもりしなれ 八二—八四
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
おまえは和地へ嫁してきてまだ三十日に足らない、おれが討死したら、そしてもしまだ身籠みごもっていなかったら、離別して実家へもどってほしい、和地には郁之助という跡取りがいる
日本婦道記:春三たび (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
『すでに、おれの子を妊振みごもっている女を』
御鷹 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
山吹はこの頃懐妊みごもっていた。多四郎の種を宿していたのだ。
八ヶ嶽の魔神 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
くれなゐの天竺牡丹ぢつと見て懐姙みごもりたりと泣きてけらずや
桐の花 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
これでもなく懐胎みごもって、おとこでもうまれれば、なんのことはないのでございますが、そこがままならぬ浮世うきよならいで
算哲の愛妾岩間富枝にみごもったのだ。
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)