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孕
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みごも
ふりがな文庫
“
孕
(
みごも
)” の例文
空氣
孕
(
みごも
)
り、帶となるべき糸を
保
(
たも
)
つにいたるとき、われらは
屡〻
(
しば/″\
)
ラートナの
女
(
むすめ
)
の亦かくの如く卷かるゝを見る 六七—六九
神曲:03 天堂
(旧字旧仮名)
/
アリギエリ・ダンテ
(著)
するとその後間もなう起つたのは、その傘張の娘が
孕
(
みごも
)
つたと云ふ騒ぎぢや。しかも腹の子の父親は、「さんた・るちや」の「ろおれんぞ」ぢやと、
正
(
まさ
)
しう父の前で申したげでござる。
奉教人の死
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
畑に働いている者は上衣を取りに帰るな。皆その場から、着のみ着のまま大急ぎで避難しろ。その日には
孕
(
みごも
)
りたる女と、乳を
哺
(
の
)
まする女とは
禍害
(
わざわい
)
なるかな。このことの冬起こらぬように祈れ。
イエス伝:マルコ伝による
(新字新仮名)
/
矢内原忠雄
(著)
里の
商人
(
あきんど
)
多四郎と、窩人の娘の山吹とが八ヶ嶽山上
鼓
(
つづみ
)
ヶ
洞
(
ほら
)
で、恋の生活を営んでいるうちに、
孕
(
みごも
)
り産んだのが葉之助であった。すなわち幼名猪太郎というのが、彼葉之助に他ならないのであった。
八ヶ嶽の魔神
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
さればこそ土は
往昔
(
そのかみ
)
生物の極めて完全なるに
適
(
ふさ
)
はしく造られ、また
處女
(
をとめ
)
は
孕
(
みごも
)
りしなれ 八二—八四
神曲:03 天堂
(旧字旧仮名)
/
アリギエリ・ダンテ
(著)
孕
漢検1級
部首:⼦
5画
“孕”を含む語句
孕婦
孕石
妊孕
孕児
孕子
孕独楽
孕環
孕産
孕石小右衛門
孕石忠弥
孕鹿
懐孕
押孕
盗孕
相孕