“懐姙”のいろいろな読み方と例文
旧字:懷姙
読み方割合
かいにん71.4%
みごも14.3%
みもち14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
もしその前に懐姙かいにんするならば、巫女により堕胎が行われ、そして夫が四十歳になるまで妻は引続き父の家で暮し、ただ密かに会うだけである3
くれなゐの天竺牡丹ぢつと見て懐姙みごもりたりと泣きてけらずや
桐の花 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
「だから云ってるではないか。残りの半分のマッチの棒は、あの銀座の鋪道に斃れた川村秋子かわむらあきこという懐姙みもち婦人が喰べてしまったのだ」
流線間諜 (新字新仮名) / 海野十三(著)