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懐姙
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かいにん
ふりがな文庫
“
懐姙
(
かいにん
)” の例文
旧字:
懷姙
もしその前に
懐姙
(
かいにん
)
するならば、巫女により堕胎が行われ、そして夫が四十歳になるまで妻は引続き父の家で暮し、ただ密かに会うだけである3
人口論:01 第一篇 世界の未開国及び過去の時代における人口に対する妨げについて
(新字新仮名)
/
トマス・ロバート・マルサス
(著)
そういうと、きっと
誰方
(
どなた
)
でもこの余り意外な出来ごとのために、目を丸くなさることだろうと思うが、妾の
懐姙
(
かいにん
)
は最早疑う余地のない
厳然
(
げんぜん
)
たる事実なのである。
三人の双生児
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
こらしめのため、里へかえそうかなどと考えているうちに、あいにくと
懐姙
(
かいにん
)
で、しかも、きょうこの大晦日のいそがしい中に、産気づいて、早朝から家中が上を下への大混雑。
新釈諸国噺
(新字新仮名)
/
太宰治
(著)
かめが
懐姙
(
かいにん
)
を致しました故でございます、只今では七歳になり、名をおえいと申します
塩原多助一代記
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
蝋燭の香の
沁
(
し
)
む
裡
(
なか
)
に、さっきから打ちかさねて、ものの様子が、思わぬかくし事に
懐姙
(
かいにん
)
したか、また産後か、おせい、といううつくしい女一人、はかなくなったか、煩ろうて死のうとするか
灯明之巻
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
懐
常用漢字
中学
部首:⼼
16画
姙
漢検1級
部首:⼥
9画
“懐”で始まる語句
懐
懐中
懐手
懐紙
懐剣
懐疑
懐炉
懐柔
懐刀
懐妊