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身籠
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みごも
ふりがな文庫
“
身籠
(
みごも
)” の例文
悲惨な事には、水ばかり飲むものだから、
身籠
(
みごも
)
ったようにかえってふくれて、下腹のゆいめなぞは、乳の下を
縊
(
くび
)
ったようでしたよ。
木の子説法
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
嫁の元服は、
身籠
(
みごも
)
つた時がきつかけで、それは封建的な怪しからぬ習慣であつたにしても、青々と剃り落した眉や、眞つ黒な齒は、また一つの女の魅力でした。
銭形平次捕物控:331 花嫁の幻想
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「——
洞瀬
(
どうせ
)
山の
曾古津
(
そこつ
)
様に祈って
身籠
(
みごも
)
った子なのに、こんな
躯
(
からだ
)
になるなんてどうしたわけだろう」
艶妖記:忍術千一夜 第一話
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
「わたくしは貴方様の妻、妻は
良人
(
おっと
)
に従うが道でござります、——それに貴方様はいまわたくしを清浄無垢と仰せられましたが、わたくしはもはや
身籠
(
みごも
)
っておりまする」
入婿十万両
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
おまえは和地へ嫁してきてまだ三十日に足らない、おれが討死したら、そしてもしまだ
身籠
(
みごも
)
っていなかったら、離別して実家へもどってほしい、和地には郁之助という跡取りがいる、おまえがやもめを
日本婦道記:春三たび
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
身
常用漢字
小3
部首:⾝
7画
籠
常用漢字
中学
部首:⽵
22画
“身”で始まる語句
身体
身
身上
身装
身扮
身體
身動
身長
身代
身悶