“焚木”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
たきぎ92.9%
たきゞ3.6%
まき3.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
焚木たきぎとしてこれほどのものはなかろう。烈々れつれつとして燃えかすひとつ残らないという。河畔かはんの貧しい生活者にもこうした天与の恩恵はある。
木曾川 (新字新仮名) / 北原白秋(著)
そんなら沢山も有りません、金はわずかだが、このうしろの山の焚木たきゞうちの物だから、山のわらびを取っても夫婦が食って行くには沢山ある、また此所ここうすれば此所で獣物けだものが獲れる
敵討札所の霊験 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
大きな台どころに大きな炉——くべた焚木まきは燃えていても、風通しのいいので、暑さはおぼえさせなかった。
耽溺 (新字新仮名) / 岩野泡鳴(著)