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烈々
読み方 | 割合 |
れつれつ | 71.4% |
れつ/\ | 21.4% |
めらめら | 7.1% |
焚木としてこれほどのものはなかろう。
烈々として燃え
滓ひとつ残らないという。
河畔の貧しい生活者にもこうした天与の恩恵はある。
烈々と
燃える
暖炉のほてりで、
赤い
顔の、
小刀を
持つたまゝ
頤杖をついて、
仰向いて、ひよいと
此方を
向いた
父の
顔が
真蒼に
成つた。
風の
暴頻る
響動に紛れて、寝耳にこれを
聞着る者も無かりければ、誰一人
出て
噪がざる間に、火は
烈々と
下屋に
延きて、
厨の燃立つ底より一声
叫喚せるは
誰、狂女は
嘻々として高く笑ひぬ。