“れつれつ”の漢字の書き方と例文
語句割合
烈々100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
手負ながら、お嘉代の烈々れつれつたる気魄きはくが、その打ち湿しめった言葉のうちにも、聴く者の肺腑はいふえぐります。
が、この乳臭児は、ふたつの呆れ顔を前において、なお烈々れつれつ大語たいごしてやまなかった。
梅里先生行状記 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
かの烈々れつれつたる怨念おんねんの跡無く消ゆるとともに、一旦れにし愛慕の情は又泉のくらんやうに起りて、その胸にみなぎりぬ。苦からず、人き後の愛慕は、何の思かこれに似る者あらん。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)