“焚出”の読み方と例文
読み方割合
たきだ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それとは反対にその家が火災水災にあい、多くのそとの人がきて働いてくれた時にも、成功不成功にかかわらず、やはり焚出たきだしの握飯むすびと酒とがでた。
母の手毬歌 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
女たちにはドンドン焚出たきだしをさせ、子供達には矢だまを運ばせ、老人達には女子供を、監督させることにした。
剣侠受難 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
階下したへ降りますと御飯から立つ湯気のが夜の家いつぱいに満ちて匂つて居ました。これは竹村たけむらと云ふ姉の家へ贈る弁当の焚出たきだしをして居るからなのでした。
私の生ひ立ち (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)