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焚出
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たきだ
ふりがな文庫
“
焚出
(
たきだ
)” の例文
それとは反対にその家が火災水災にあい、多くのそとの人がきて働いてくれた時にも、成功不成功にかかわらず、やはり
焚出
(
たきだ
)
しの
握飯
(
むすび
)
と酒とがでた。
母の手毬歌
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
女たちにはドンドン
焚出
(
たきだ
)
しをさせ、子供達には矢だまを運ばせ、老人達には女子供を、監督させることにした。
剣侠受難
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
階下
(
した
)
へ降りますと御飯から立つ湯気の
香
(
か
)
が夜の家いつぱいに満ちて匂つて居ました。これは
竹村
(
たけむら
)
と云ふ姉の家へ贈る弁当の
焚出
(
たきだ
)
しをして居るからなのでした。
私の生ひ立ち
(新字旧仮名)
/
与謝野晶子
(著)
で、彼等は気をとりなほして万歳を三唱し、直ぐに思ひ思ひの所に散らばつて
焚出
(
たきだ
)
しの握飯をほゝばつた。
医師高間房一氏
(新字旧仮名)
/
田畑修一郎
(著)
それらの百姓たちの差図や
焚出
(
たきだ
)
しなどをはじめて上を下へと騒いでいるのが、竜之助には手に取るようにわかりますけれど、誰も竜之助のところへは
面
(
かお
)
を出すものがありません。
大菩薩峠:17 黒業白業の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
焚
漢検準1級
部首:⽕
12画
出
常用漢字
小1
部首:⼐
5画
“焚”で始まる語句
焚
焚火
焚木
焚付
焚物
焚附
焚口
焚殺
焚落
焚死