“籾摺”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
もみす40.0%
もみすり40.0%
もみず20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
米の籾摺もみすりにも一旦は横杵の使用があって、多くの城下町では粡町あらまちと称して、一区画をその作業の地にてていたが、程なく各農家が摺臼すりうすを使用することになって、玄米納租げんまいのうそが行われ
木綿以前の事 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
米精白の趣味流行とも名づくべきものは、つまり簡便なる籾摺もみすり機械が、立臼たてうす・手杵と手を分かってから後の事であった。
木綿以前の事 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
単調な雷の様で聞く耳に嬉しい籾摺もみずりのおと。凱旋の爆竹ばくちくを聞く様な麦うちの響。秋祭りの笛太鼓。月夜の若い者の歌。子供の喜ぶ飴屋あめやの笛。降るかと思うと忽ち止む時雨しぐれのさゝやき。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)