“立臼”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
たちうす50.0%
たてうす50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
力持の女の便々べんべんたる腹の上で大の男が立臼たちうすを据えて餅を搗く、そんなような絵が幾枚も幾枚も並べられてある真中のところに
それは力持のおせいさんが、いま必死の場合に、商売物の立臼たちうすを目よりも高く差上げて投げて落すと、臼に打たれた折助十余人が一度に転び落ちたものです。
米精白の趣味流行とも名づくべきものは、つまり簡便なる籾摺もみすり機械が、立臼たてうす・手杵と手を分かってから後の事であった。
木綿以前の事 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
それは皆先方むこうさまへ申し上げてある、山川廣様というお方に貴様の身の上を話して、学問もいたしません、剣術も心得ませんが、膂力ちからは有ります、人が綽名あだなして立臼たてうすの權六と申し
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)