“水守”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
みもり33.3%
みずもり33.3%
みづもり33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
招かれた先の、常陸石田の大叔父も、羽鳥はとり水守みもりの両叔父も、みな家人家族をつれて、わざわざこの川岸まで、見送りに来たものだった。
平の将門 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ひでりの続いた夏のあとで、待ち兼ねた雨がまさしく秋のおとずれのように降りだした日の夜、八時ころと思えるじぶんに藤枝在の水守みずもりという村にある六兵衛の家をひそかにおとずれる者があった。
日本婦道記:箭竹 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
そこで父のなげき、弟のうらみ、良正の妻は夫に対して報復の一合戦をすゝめたのも無理は無い。云はれて見れば後へは退けぬので、良正は軍兵を動かして水守みづもりから出立した。
平将門 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)