水守みずもり)” の例文
ひでりの続いた夏のあとで、待ち兼ねた雨がまさしく秋のおとずれのように降りだした日の夜、八時ころと思えるじぶんに藤枝在の水守みずもりという村にある六兵衛の家をひそかにおとずれる者があった。
日本婦道記:箭竹 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)