“すぢか”の漢字の書き方と例文
語句割合
筋違100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
此土偶は常陸國相馬郡小文間にて發見はつけんせし物にして岡田毅三郎氏の所藏しよざう(第一回の揷圖右の方下の隅を見よ)他の一はつばの幅廣き帽子をば前部にて筋違すぢかひに截り
コロボックル風俗考 (旧字旧仮名) / 坪井正五郎(著)
学校へ行く私が、黒繻子くろじゆすえりの懸つた、茶色地に白の筋違すぢかあめべにの蔦の模様のある絹縮きぬちゞみ袢纏はんてんを着初めましたのは、八歳やつつ位のことのやうに思つて居ます。私はどんなにこの袢纏が嫌ひでしたらう。
私の生ひ立ち (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
稲荷橋をわたると、筋違すぢかひに電車の通る南高橋がかゝつてゐる。
町中の月 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)