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『町中の月』
ふりがな文庫
『
町中の月
(
まちなかのつき
)
』
灯火のつきはじめるころ、銀座尾張町の四辻で電車を降ると、夕方の澄みわたつた空は、真直な広い道路に遮られるものがないので、時々まんまるな月が見渡す建物の上に、少し黄ばんだ色をして、大きく浮んでゐるのを見ることがある。 時間と季節とによつて、月 …
著者
永井荷風
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約6分(500文字/分)
朗読目安時間
約9分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
宜
(
よう
)
参
(
めへ
)
灯火
(
とうくわ
)
降
(
おり
)
傍
(
かたはら
)
様
(
やう
)
筋違
(
すぢか
)
左様
(
さやう
)
灯影
(
とうえい
)
聳
(
そびや
)
鬨
(
かちどき
)
左様
(
さう
)
後
(
うしろ
)
御覧
(
ごらう
)
辺
(
へん
)
灯
(
あかり
)
河口
(
かはぐち
)
欄干
(
てすり
)
乗切
(
のつきり
)
杭
(
くひ
)
大間
(
おほま
)
入
(
はい
)
東裏
(
ひがしうら
)
御簾
(
みす
)
往徠
(
ゆきき
)
寝言
(
ねごと
)
産着
(
うぶぎ
)
祠
(
ほこら
)
太義
(
たいぎ
)
舷
(
ふなばた
)
車留
(
くるまどめ
)
場
(
ば
)
避
(
よ
)
馴染
(
なじみ
)
中
(
うち
)