“乗切”のいろいろな読み方と例文
旧字:乘切
読み方割合
のっき60.0%
のつきり20.0%
のりき20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
棒同然な物で大海たいかい乗切のっきるのでありますから、虫のうより遅く、そうかと思うと風の為に追返されますので、なか/\捗取はかどりませぬ。
後の業平文治 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
客「たいさう。早いのう。然し是からは大川の乗切のつきり太義たいぎだのう。」
町中の月 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
東に迷い、南に迷い、彼女かれは実に幾時間を費したか知らぬが、人の一心いっしんは怖しいもので、うやらうやら難所なんじょ乗切のりきったらしい。
飛騨の怪談 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)