“帆柱”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ほばしら82.6%
マスト8.7%
ばしら4.3%
ほぼしら4.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
乘組のりくんだふね帆柱ほばしらに、夕陽せきやうひかりびて、一ゆきごとたかきたとまつたはうつたとき連添つれそ民子たみこ如何いかかんじたらう。
雪の翼 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
帆柱マストの上から堅パンが落ちて来た。トム公は敬礼していた。群集にしたのではない、猿に。
かんかん虫は唄う (新字新仮名) / 吉川英治(著)
二本帆柱ばしらの大船で、南洋船と和船とを折衷したような型である。
船のある事……帆柱ほぼしら巻着まきついた赤い雲は、夕日の余波なごりで、鰐の口へ血の晩御飯を注込つぎこむんだわね。
印度更紗 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)