“ほばしら”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
61.4%
帆柱21.6%
帆檣12.5%
檣柱2.3%
大檣1.1%
帆穡1.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と言い捨てて、続いて船室へと導かれて行こうとすると、そこへ、いつのまにかほばしらの上から下りて来た清澄の茂太郎が立ち塞がって
大菩薩峠:37 恐山の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
時計とけいすら、数字すうじきざんであるものよりは、日時計ひどけいのほうが、正確せいかくだといって、ふねかたちをした、日時計ひどけい日当ひあたりにして、帆柱ほばしらのような
さかずきの輪廻 (新字新仮名) / 小川未明(著)
そこで羽ばたきをして飛んで往くと、たくさんの朋輩の鴉ががあがあとはしゃいで飛んでいた。そして、それに随いて往って往来している舟の帆檣ほばしらの周囲を飛んだ。
竹青 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
檣柱ほばしらの下の俵を積んだ上に、人が一人、黙って坐り込んでいる。
大菩薩峠:34 白雲の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
あの巨大なるはり帆桁ほげたである、あの目の届く限り長く地上に横たわっている大きな木の円柱は大檣ほばしらである。
暫くして便所へ行かうと思つたが船が揺つて歩けぬから匍匐う様にして行つて見ると、皆んな酔つて唸つて居るに久太夫が独り五体を帆穡ほばしらへ縛り付け帆を捲ひたり張つたりして働いて居りましたが
千里駒後日譚 (新字旧仮名) / 川田瑞穂楢崎竜川田雪山(著)