“メーンマスト”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
主檣66.7%
大檣33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
主檣メーンマストに群がる軍艦鳥を両手でパンパンとねらうちにして「アハハハハ」と高笑いしながら
難船小僧 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
こうして数カ月の間あちこちと吹き廻わされ、寒さと食糧の欠乏と病死とに悩まされ続けたが、遂に五日つづきの暴風で船首上甲板と主檣メーンマストとをとられ、止むを得ずモルッカ諸島へ引返して来た。
鎖国:日本の悲劇 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
北の方にあるあの山を奴らは前檣フォーマスト山と言っております。三つの山が南の方へ一列に並んでますな、——前檣山と、大檣メーンマスト山と、後檣ミズンマスト山という風に。
大檣メーンマストのすぐ前で立ち止って、ポケットからピストルをひき出すと、彼がもう向を変えてまっすぐに私をまた追って来ていたけれども、冷静に狙いを定めて、引金を引いた。
私は船尾の方へ歩いて行って、大檣メーンマストのところまで行った。