“大檣”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
たいしょう42.9%
メーンマスト14.3%
だいしやう14.3%
ほばしら14.3%
メインマスト14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
たちまち海上はるかに一声のらいとどろき、物ありグーンと空中に鳴りをうって、松島の大檣たいしょうをかすめつつ、海に落ちて、二丈ばかり水をけ上げぬ。
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)
北の方にあるあの山を奴らは前檣フォーマスト山と言っております。三つの山が南の方へ一列に並んでますな、——前檣山と、大檣メーンマスト山と、後檣ミズンマスト山という風に。
武村たけむらしからんな、わが軍艦ぐんかん」の道塲破だうじやうやぶりをやつたな、よし、乃公おれ相手あひてにならう。』と突然とつぜん大檣だいしやうかげからあらはれてたのは、いろ黒々くろ/″\とした、筋骨きんこつたくましい年少ねんせう少尉せうゐ
あの巨大なるはり帆桁ほげたである、あの目の届く限り長く地上に横たわっている大きな木の円柱は大檣ほばしらである。
その大檣メインマストのほうには弟が用心のために体を結えていたのですが、それと一緒にさらわれてしまったのです。