“黒々”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
くろぐろ66.7%
くろ/″\20.0%
くろくろ6.7%
まっくろ6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
垣根かきねのきわにわっているみかんのが、黒々くろぐろとして、夜風よかぜわたるたび、つきひかりにちかちかと、がぬれるごとくえました。
夢のような昼と晩 (新字新仮名) / 小川未明(著)
すみ黒々くろ/″\かれた『多田院御用ただのゐんごよう』の木札きふだててられると、船頭せんどうはまたふねかへさないわけにかなかつた。
死刑 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)
いの一番に飛び出したのは黒々くろくろ唐金からかねのお釈迦様でした。
雪の塔 (新字新仮名) / 夢野久作海若藍平(著)
岸には、ラインの蝿と呼ばれる独特の底の浅い伝馬船や、工作船や浚渫船が、それこそ蝿のように、黒々まっくろに囲まって繋留している。
海妖 (新字新仮名) / 牧逸馬(著)