“大檣帆”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
メンスル33.3%
メーンスル33.3%
だいしょうはん33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
大きな大檣帆メンスルは暫く音を立ててはためいていたが、やがてその位置を風向きに調節されると、白鮫号は静かに走り出した。
死の快走船 (新字新仮名) / 大阪圭吉(著)
しかし実際は、大檣帆メーンスルが破損した以外には、悪くなったところはほとんどなかった。それで、別の錨をつけて、それを一尋半の水の中へ落した。
彼が順風に帆をあげて進んでいた好況時代には、金モールのついた赤いチョッキがじつにすばらしくふくれでていたが、今はそれがだらりとからだにたれさがり、なぎのときの大檣帆だいしょうはんのようである。