帆穡ほばしら)” の例文
暫くして便所へ行かうと思つたが船が揺つて歩けぬから匍匐う様にして行つて見ると、皆んな酔つて唸つて居るに久太夫が独り五体を帆穡ほばしらへ縛り付け帆を捲ひたり張つたりして働いて居りましたが
千里駒後日譚 (新字旧仮名) / 川田瑞穂楢崎竜川田雪山(著)