“取逆”の読み方と例文
読み方割合
とりのぼ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
……魔物まものだ、おにわめいて、血相けつさうへてござる……うもところ、——うへ逆上のぼせあがらつしやるなよ——うやら取逆とりのぼせてさつしやるが、はて
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
すつかり取逆とりのぼせて真赤になつたまま冷い秋の掌面のなかで、二十日鼠のやうにぶるぶると身を顫はせてゐた。
独楽園 (新字旧仮名) / 薄田泣菫(著)