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書畫
「ぢや
貴方は
別に
書畫が
好きで、
見に
入らしつた
譯でもないんですね」と
自分の
誤解を、さも
面白い
經驗でもした
樣に
笑い
出した。
宗助は
序だから、それと
同時に、
叔父に
保管を
頼んだ
書畫や
骨董品の
成行を
確かめて
見た。すると、
叔母は
なに
書畫どころか、
丸で
何も
分らない
奴です。あの
店の
樣子を
見ても
分るぢやありませんか。
骨董らしいものは
一つも
並んでゐやしない。もとが
紙屑屋から
出世してあれ
丈になつたんですからね