“骨董的”の読み方と例文
読み方割合
こっとうてき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
形勢は一変してこれらの「骨董的こっとうてき」な諸現象が新生命を吹き込まれて学界の中心問題として檜舞台ひのきぶたいに押し出されないとも限らない。
自然界の縞模様 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
「これほどの由緒ある建築にあまり手をつける事は賛成出来ない。骨董的こっとうてき価格を減損するというものだ。自然保険料を値上げしなければならない」
バットクラス (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
慌てて日記帳と矢立やたて(私はこういう場合に備えてすずりを用いず、矢立を用いている。それは父の遺品で、唐木とうぼくで作った、中国製のものらしい骨董的こっとうてき価値のある矢立である)
(新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)