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骨董的
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こっとうてき
ふりがな文庫
“
骨董的
(
こっとうてき
)” の例文
形勢は一変してこれらの「
骨董的
(
こっとうてき
)
」な諸現象が新生命を吹き込まれて学界の中心問題として
檜舞台
(
ひのきぶたい
)
に押し出されないとも限らない。
自然界の縞模様
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
「これほどの由緒ある建築にあまり手をつける事は賛成出来ない。
骨董的
(
こっとうてき
)
価格を減損するというものだ。自然保険料を値上げしなければならない」
バットクラス
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
慌てて日記帳と
矢立
(
やたて
)
(私はこういう場合に備えて
硯
(
すずり
)
を用いず、矢立を用いている。それは父の遺品で、
唐木
(
とうぼく
)
で作った、中国製のものらしい
骨董的
(
こっとうてき
)
価値のある矢立である)
鍵
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
二人の言う処はいずれにしても江戸の声曲を
骨董的
(
こっとうてき
)
に
愛玩
(
あいがん
)
するという事に帰着するのである。
雨瀟瀟
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
その
骨董的
(
こっとうてき
)
風致に加うるに、若い娘にふさわしい快活優美な小さな道具をもってした、すなわち、
戸棚
(
とだな
)
、本箱と金縁の書物、文具箱、吸い取り紙、真珠貝をちりばめた仕事机、銀めっきの化粧箱
レ・ミゼラブル:07 第四部 叙情詩と叙事詩 プリューメ街の恋歌とサン・ドゥニ街の戦歌
(新字新仮名)
/
ヴィクトル・ユゴー
(著)
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骨董的
(
こっとうてき
)
の
名品
(
めいひん
)
として知られているが、容易に手に入る品ではない。
楽聖物語
(新字新仮名)
/
野村胡堂
、
野村あらえびす
(著)
これも従来はほとんど
骨董的
(
こっとうてき
)
題目
(
だいもく
)
として閑却され、たまたまこれを研究する
好事家
(
こうずか
)
は多くの学者の
嘲笑
(
ちょうしょう
)
を買ったくらいである。
備忘録
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
骨
常用漢字
小6
部首:⾻
10画
董
漢検準1級
部首:⾋
12画
的
常用漢字
小4
部首:⽩
8画
“骨董”で始まる語句
骨董
骨董屋
骨董品
骨董店
骨董商
骨董集
骨董物
骨董羹
骨董癖
骨董飯