トップ
>
矢立
ふりがな文庫
“矢立”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
やたて
97.9%
やた
2.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
やたて
(逆引き)
平三は表紙一ぱいに肉太に「浜帳」と書いた厚い帳面と
矢立
(
やたて
)
とを持つて、先刻から岩の上に腰かけて此活気に充ちた光景を眺めて居た。
厄年
(新字旧仮名)
/
加能作次郎
(著)
幸い本人は留守、捜して見ると、押入から、
矢立
(
やたて
)
が一挺と、紙が少しばかり出て来たのには主人鹿右衛門を驚かしました。丁度其処へ
銭形平次捕物控:238 恋患い
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
矢立(やたて)の例文をもっと
(47作品)
見る
やた
(逆引き)
ふたつ折りの紙をひらくと、さらさらと
矢立
(
やた
)
てを走らせたらしい墨のあと。
煩悩秘文書
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
矢立(やた)の例文をもっと
(1作品)
見る
“矢立”の解説
矢立(やたて)
武士が矢を入れて携帯する装備。箙も参照。
筆と墨壺を組み合わせた携帯用の筆記用具一式。(後述)
矢立(やたて)とは、筆と墨壺を組み合わせた携帯用筆記用具。材質は金属・陶・竹・木などがある。墨壺を筆に入れる筒をつけた筆記用具で江戸時代のものである。
鎌倉時代に戦場で筆記する状況に備えて小型の硯と筆を箙(矢立)の中に入れて携帯し、この硯を「矢立の硯」と呼んだことから携帯式筆記用具一式を矢立と呼ぶようになった。
(出典:Wikipedia)
矢
常用漢字
小2
部首:⽮
5画
立
常用漢字
小1
部首:⽴
5画
“矢立”で始まる語句
矢立峠
矢立瓢箪
検索の候補
矢立峠
矢立瓢箪
立矢
“矢立”のふりがなが多い著者
本庄陸男
加能作次郎
岩本素白
与謝野寛
中里介山
吉川英治
二葉亭四迷
林不忘
服部之総
小島烏水