“矢立”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
やたて97.9%
やた2.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
平三は表紙一ぱいに肉太に「浜帳」と書いた厚い帳面と矢立やたてとを持つて、先刻から岩の上に腰かけて此活気に充ちた光景を眺めて居た。
厄年 (新字旧仮名) / 加能作次郎(著)
幸い本人は留守、捜して見ると、押入から、矢立やたてが一挺と、紙が少しばかり出て来たのには主人鹿右衛門を驚かしました。丁度其処へ
ふたつ折りの紙をひらくと、さらさらと矢立やたてを走らせたらしい墨のあと。
煩悩秘文書 (新字新仮名) / 林不忘(著)