平三は表紙一ぱいに肉太に「浜帳」と書いた厚い帳面と矢立とを持つて、先刻から岩の上に腰かけて此活気に充ちた光景を眺めて居た。
幸い本人は留守、捜して見ると、押入から、矢立が一挺と、紙が少しばかり出て来たのには主人鹿右衛門を驚かしました。丁度其処へ
“矢立”の解説
矢立(やたて)
武士が矢を入れて携帯する装備。箙も参照。
筆と墨壺を組み合わせた携帯用の筆記用具一式。(後述)
矢立(やたて)とは、筆と墨壺を組み合わせた携帯用筆記用具。材質は金属・陶・竹・木などがある。墨壺を筆に入れる筒をつけた筆記用具で江戸時代のものである。
鎌倉時代に戦場で筆記する状況に備えて小型の硯と筆を箙(矢立)の中に入れて携帯し、この硯を「矢立の硯」と呼んだことから携帯式筆記用具一式を矢立と呼ぶようになった。
(出典:Wikipedia)
矢立(やたて)とは、筆と墨壺を組み合わせた携帯用筆記用具。材質は金属・陶・竹・木などがある。墨壺を筆に入れる筒をつけた筆記用具で江戸時代のものである。
鎌倉時代に戦場で筆記する状況に備えて小型の硯と筆を箙(矢立)の中に入れて携帯し、この硯を「矢立の硯」と呼んだことから携帯式筆記用具一式を矢立と呼ぶようになった。
(出典:Wikipedia)