“鼻紙”の読み方と例文
読み方割合
はながみ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あのかみは、またすきなおして、おまえたちの使つかっているような鼻紙はながみや、もっとりっぱなかみになるのだし、てつくずは、かして、またいいてつになるのだ。
雪の降った日 (新字新仮名) / 小川未明(著)
廣小路ひろこうぢいづればくるまもあり、阿關おせき紙入かみいれより紙幣しへいいくらか取出とりいだして小菊こぎくかみにしほらしくつゝみて、ろくさんこれはまこと失禮しつれいなれど鼻紙はながみなりともつてくだされ
十三夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
引又所持しよぢ鼻紙はながみ入が殺害せつがい人の傍邊かたはらおちて在しと申が此儀は如何なるぞとたゞさるゝに九助は其儀は同日私し儀も金谷村の法會ほふゑせきへ參り居り混雜こんざつみぎり鼻紙入を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)