“渋々”のいろいろな読み方と例文
旧字:澁々
読み方割合
しぶしぶ87.0%
しぶ/\8.7%
しぶ/″\4.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
先生方がお役目半分に、渋々しぶしぶ聞きに来ている態度はまあいいとして、その大部分が本当に気乗りがしていないばかりじゃない。
爆弾太平記 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
母の手前そういう訳にもまいりませぬから、渋々しぶ/\我家わがやへ帰り、様子を尋ねますると、友之助という者が大伴蟠龍軒おおともばんりゅうけん賭碁かけごを打って負けましたので、女房お村をられた上に
後の業平文治 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
と言ひ乍ら山田は渋々しぶ/″\二重まはしを脱いだ。下にはまがひの大島がすりの羽織と綿入わたいれとを揃へて着て居る。美奈子は挨拶もせずに下へりて行つた。執達吏は折革包をりかばんから書類と矢立やたてとを出した。
執達吏 (新字旧仮名) / 与謝野寛(著)