“渋谷”の読み方と例文
旧字:澁谷
読み方割合
しぶや100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その翌日、あけみはうちにいたたまれなくて、渋谷しぶやの姉の家を訪問したが、夕方帰って来たときには、一層痩せおとろえて見えた。
月と手袋 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
たとえば東京では二十年前まで、目黒・渋谷しぶやの娘たちも仕事着になると、平気で肥料車こえぐるまの後押しをして市内に入って来た。
木綿以前の事 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
だけれど家の先生は相変らずだし、どうにも仕様がないから、ついこの間まで渋谷しぶやの小さいカフェーに働いていたのよ。
ひかげの花 (新字新仮名) / 永井荷風(著)