“しぶや”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
渋谷88.2%
澁谷8.8%
渋屋2.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
たとえば東京では二十年前まで、目黒・渋谷しぶやの娘たちも仕事着になると、平気で肥料車こえぐるまの後押しをして市内に入って来た。
木綿以前の事 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
ぐわつすゑであつた。府下ふか澁谷しぶやへんある茶話會さわくわいがあつて、工學士こうがくしせきのぞむのに、わたしさそはれて一日あるひ出向でむいた。
人魚の祠 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
たとえば廃物利用といって古葉書を編んで夏座蒲団なつざぶとんを作り、女中を渋屋しぶやつかわして渋を塗らせる。しかもそのためについやした自分たちの労力は無代と評価してあるから安いのである。
木綿以前の事 (新字新仮名) / 柳田国男(著)