“渋”のいろいろな読み方と例文
旧字:
読み方(ふりがな)割合
しぶ80.7%
しか10.5%
3.5%
しぶり3.5%
1.8%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“渋”を含む作品のジャンル比率
芸術・美術 > 演劇 > 大衆演芸4.8%
文学 > 日本文学 > 小説 物語1.1%
文学 > 日本文学 > 日記 書簡 紀行0.4%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
「小説を余り載せるものですから、つい買ひしぶつてしまふのです。あれだけはやめるわけかないものでせうか?」
澄江堂雑記 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
金助の言葉が、さいぜんの得意にひきかえて、肝腎かんじんのところへ来てしぶるので、お銀様もかんにこたえたと見え、
大菩薩峠:22 白骨の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
喜代子の美しい顔が引きしまって、それからしかめた泣き顔になりそうなのを、中野さんは喫驚したように眺めた。
叔父 (新字新仮名) / 豊島与志雄(著)
三吉は、裏白の付いた細長い輪飾を部屋々々の柱に掛けて歩いたが、何か復た子供のことでお雪が気をいためているかと思うと、顔をしかめた。
家:01 (上) (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
言ひぶる梅子の容子ようすに銀子は嫣然えんぜん一笑しつ「篠田さんに御会ひなすつたとおつしやるんでせうツ」手を挙げて思ふさま、ビシヤリと梅子のひざを打てり、
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
前の射撃屋の店。少年はまた空気銃をとり上げ、今度は熱心にまとを狙う。三発、四発、五発、——しかし的は一つも落ちない。少年はぶ銀貨を出し、店の外へ行ってしまう。
浅草公園:或シナリオ (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
海野はその答を聞くごとに、呆れもし、怒りもし、苛立ちもしたりけるが、真個天真なるさま見えてことばを飾るとは思われざるにぞ、これ実に白痴者なるかを疑いつつ、一応こころみに愛国の何たるかを教えみんとや、少しく色をやわらげる、重きものいいのしぶりがちにも、
海城発電 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
海野はその答を聞くごとに、あきれもし、怒りもし、苛立いらだちもしたりけるが、真個しんこ天真なるさま見えてことばを飾るとは思はれざるにぞ、これ実に白痴者なるかを疑ひつつ、一応試に愛国の何たるかを教え見むとや、少しく色を和げる、重きものいひのしぶりがちにも、
海城発電 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
塩物屋しおものやさけの切身が、びた赤い色を見せて、並んでいる。
野分 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)