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渋
ふりがな文庫
“渋”のいろいろな読み方と例文
旧字:
澁
読み方
割合
しぶ
81.5%
しか
10.8%
し
3.1%
しぶり
3.1%
さ
1.5%
▼ 他 2 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しぶ
(逆引き)
丁度山々では
紅葉
(
もみじ
)
が赤らむのでね、善光寺詣りの団体くずれが、大群をなして温泉めぐりをやり、
渋
(
しぶ
)
からこの上林へとくり上って来る。
獄中への手紙:03 一九三六年(昭和十一年)
(新字新仮名)
/
宮本百合子
(著)
渋(しぶ)の例文をもっと
(50作品+)
見る
しか
(逆引き)
敬之進は顔を
渋
(
しか
)
めた。入口の庭の薄暗いところに
佇立
(
たゝず
)
んで居る省吾を
炉辺
(
ろばた
)
まで連れて来て、つく/″\其可憐な様子を
眺
(
なが
)
め
乍
(
なが
)
ら
破戒
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
渋(しか)の例文をもっと
(7作品)
見る
し
(逆引き)
言ひ
渋
(
し
)
ぶる梅子の
容子
(
ようす
)
に銀子は
嫣然
(
えんぜん
)
一笑しつ「篠田
様
(
さん
)
に御会ひなすつたと
仰
(
おつ
)
しやるんでせうツ」手を挙げて思ふさま、ビシヤリと梅子の
膝
(
ひざ
)
を打てり
火の柱
(新字旧仮名)
/
木下尚江
(著)
渋(し)の例文をもっと
(2作品)
見る
▼ すべて表示
しぶり
(逆引き)
真個天真なる
状
(
さま
)
見えて
言
(
ことば
)
を飾るとは思われざるにぞ、これ実に白痴者なるかを疑いつつ、一応
試
(
こころみ
)
に愛国の何たるかを教えみんとや、少しく色を
和
(
やわら
)
げる、重きものいいの
渋
(
しぶり
)
がちにも
海城発電
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
渋(しぶり)の例文をもっと
(2作品)
見る
さ
(逆引き)
塩物屋
(
しおものや
)
に
鮭
(
さけ
)
の切身が、
渋
(
さ
)
びた赤い色を見せて、並んでいる。隣りに、しらす干がかたまって白く
反
(
そ
)
り返る。
鰹節屋
(
かつぶしや
)
の小僧が一生懸命に
土佐節
(
とさぶし
)
をささらで
磨
(
みが
)
いている。ぴかりぴかりと光る。
野分
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
渋(さ)の例文をもっと
(1作品)
見る
渋
常用漢字
中学
部首:⽔
11画
“渋”を含む語句
渋面
難渋
晦渋
渋々
渋滞
水渋
渋団扇
渋紙
渋茶
渋柿
渋味
渋川
渋紙色
渋皮
御難渋
渋紙面
渋沢
渋海川
渋谷
苦渋
...
“渋”のふりがなが多い著者
田畑修一郎
下村湖人
木下尚江
近松秋江
壺井栄
徳冨蘆花
梅崎春生
夏目漱石
島崎藤村
槙本楠郎