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『読書雑感』
ふりがな文庫
『
読書雑感
(
どくしょざっかん
)
』
何といってもこの頃は読書子に取っては恵まれた時代である。円本は勿論、改造文庫、岩波文庫、春陽堂文庫のたぐい、二十銭か三十銭で自分の読みたい本が自由に読まれるというのは、どう考えても有難いことである。 趣味からいえば、廉価版の安っぽい書物は感 …
著者
岡本綺堂
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
初出
「書物展望」1933(昭和8)年3月号
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約5分(500文字/分)
朗読目安時間
約8分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
廉
(
やす
)
堙滅
(
いんめつ
)
有難
(
ありがた
)
矢立
(
やたて
)
碌々
(
ろくろく
)
確
(
たしか
)
遣
(
や
)
頗
(
すこぶ
)
馴染
(
なじみ
)