“世帯道具”の読み方と例文
旧字:世帶道具
読み方割合
しょたいどうぐ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
で干潮(かんちょう)の時は見るも哀(あわれ)で、宛然(さながら)洪水(でみず)のあとの如く、何時(いつ)棄(す)てた世帯道具(しょたいどうぐ)やら、欠擂鉢(かけすりばち)が黒く沈んで、蓬(おどろ)のような水草は波の随意(まにまに)靡(なび)いて居る。
三尺角 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
このとき、一台(だい)の貨物自動車(かもつじどうしゃ)が、会社(かいしゃ)の門(もん)から出(で)て、町(まち)を過(す)ぎ、ある田舎道(いなかみち)にさしかかったのであります。車(くるま)の上(うえ)には、世帯道具(しょたいどうぐ)がうずたかく積(つ)まれていました。
なつかしまれた人 (新字新仮名) / 小川未明(著)
世帯道具(しょたいどうぐ)——といったところで茶碗皿小鉢に箸(はし)が二組と、それにささやかな炊事(すいじ)の品々だが、その茶碗と箸も正直なところできることなら同じ一つですませたいぐらい。
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)