“新世帯”のいろいろな読み方と例文
旧字:新世帶
読み方割合
しんじょたい62.5%
しんしょたい37.5%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
三十三歳のとき結婚したドヴォルシャークは、新世帯しんじょたいの貧しさを、長くめるには及ばなかった。
楽聖物語 (新字新仮名) / 野村胡堂野村あらえびす(著)
奥もかなり広くて、青山の親戚しんせきを泊めるには充分であったが、おとなから子供まで入れて五人もの客が一時にそこへ着いた時は、いかにもまだ新世帯しんじょたいらしい思いをさせた。
(新字新仮名) / 島崎藤村(著)
「そうだったね、つい忘れていた。どうだい新世帯しんじょたいの味は。一戸を構えるとおのずから主人らしい心持がするかね」と津田君は幽霊を研究するだけあって心理作用に立ち入った質問をする。
琴のそら音 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
初めから新世帯しんじょたいなどという色めいた、華やかな気分はまるでなかった。
さぶ (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
前からの女中一人を使っての新世帯しんじょたい
月と手袋 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
お延の新世帯しんしょたいが夫婦二人ぎりで、家族は双方とも遠い京都に離れているのに反して、堀には母があった。
明暗 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
すいた同士の新世帯しんしょたいもあれば命掛けなる密通の冒険もある。
私の知った書生上りの新世帯しんしょたいにこういう奇談がありました。その妻君が妊娠で帯の祝いに産婆さんばを呼んだ時妻君は産婆に二円の祝儀をろうというと良人おっとが不賛成で二円なんぞとはとんでもない、一円でも高い位だといいました。
食道楽:秋の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)