“飛道具”の読み方と例文
読み方割合
とびどうぐ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
案「狼は出ねえが、うわばみしゝが出まさア、なアに出ても飛道具とびどうぐウ持っているから大丈夫でいじょうぶでござりやす、あんた方の荷物をお出しなせえ」
塩原多助一代記 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
一口にえば塾も住居すまい殻明からあきにして仕舞しまい、何処どこを捜した所で鉄砲は勿論もちろん一挺いっちょうもなし、刃物はものもなければ飛道具とびどうぐもない、一目明白、すぐに分るようにしました。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
いかなる戒刀かいとう達人たつじんも、飛道具とびどうぐのまえに立っては危険きけんなので、わざと身をうっせたものだった。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)