“将棋”のいろいろな読み方と例文
旧字:將棋
読み方割合
しょうぎ89.8%
チェス10.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
初冬の夕陽がい寄る縁側、今までガラッ八の八五郎を相手に、将棋しょうぎの詰手を考えている——といった、泰平無事な日だったのです。
「ああそうか。あすこはすずしいからな。将棋しょうぎをさしたり、ひるねをしたりするのにはいいだろう。」と、おとうさんはわらわれました。
おさらい帳 (新字新仮名) / 小川未明(著)
少年期をわずかに脱した頃、未だ一つの小説をも、ものしない前に、彼は、将棋チェスの名人が将棋に於てつような自信を、表現術の上に有っていた。
光と風と夢 (新字新仮名) / 中島敦(著)
たとえば、将棋チェスをさす人は、計算はするが、分析しようとはしない。だから、チェス遊びが心的性質に与える効果などは、ひどい誤解だということになる。